木造住宅

木造住宅 防音 効果抜群で手軽な方法は⇒【材料選定とその仕組み】

木造住宅で防音対策を考えている人

 

よくある質問
「部屋に防音、どうすれば効果があるか教えてほしい。」

「業者に頼まず、自分で安くやってみたい。」

 

 

こういった疑問にこたえます。

一級建築士で35年仕事をしています。
今回は、『木造住宅 防音 効果抜群で手軽な方法』について、
経験上安くて効果的な方法があります。

防音の仕組みの説明と合わせ、具体的に解説します。

 

 

 

住宅の防音について

防音の説明を一発、図解でわかるようにしました。

 

図の通りです。

 

これからの発生原に対しては、あまりコメントしません。
音楽のボリュームを控えたり、赤ちゃんの声を小さくなんて考えると、
ここでの記事の価値はありませんので・・・。

防音については、いろんなところで、バラバラな説明があり、わかりにくいと思います。

材料メーカーでは、自社製品の強みと弱みがあるので、わざわざ混同して使うといった具合です。

 

 

以下、具体的な方法の説明です。

防音は遮音と吸音の合体

防音対策は、遮音と吸音の対策を合わせてやると効果的です。

 

というより、むしろそうでないと効果が出ません。
具体的には、壁に遮音材と吸音材を重ねる必要があります。そのとき、重ねる順番が大切です。

 

 

防音の順番

音がない側壁 遮音材+吸音材 音源 

音がない側壁 吸音材+遮音材 音源 ×

 

これが正解です。これだけを意識して、自分でやってみましょう。

 

 

防音材料:遮音材と吸音材

防音という表現は、音を防ぐ作用があれば、遮音・吸音ともに、どちらにも適用できます。

 

要するに、遮音も吸音も防音の一部で、どちらも防音という言葉でくくられることになります。
よく、この点をあいまいに使っていて、効果的な材料選びが出来ない場合があります。

建材メーカー等でも、自社の製品を売る為に、遮音…(防音)とか、防音(吸音性)等のように、
理解しにくい表現を使っているケースがほとんどです。

 

 

遮音+吸音の複合製品はやめる

遮音吸音の複合製品は効果に限界がある。

 

メーカーは、防音効果があるというセールストークで、
わざわざ遮音性がある素材と吸音性がある素材を張り合わせ合成して販売しています。
そもそも、企業は、概ね一押しの材料は限られるものです。

 

遮音材と吸音材を貼り合わせた材料自体は、防音の考え方は間違ってませんが、あまりおすすめしません。
また、それらの製品は、それなりに値段も高いので、結構な出費になってしまいます。

 

 

 

遮音材の選定

遮音性能がある材料とえば、コンクリートや鉄のような硬いモノをイメージしますが、
音は振動によって伝わることがあり、必ずしも優秀な材料とは言えません。

 

ここでは、遮音材のなかでも、自宅で扱える材料をピックアップしてみました。
その中から、おすすめを紹介します。

 

遮音材の種類

・フェルト ・石膏ボード ・アルミフィルム
・グラスクロス ・鉛複合合板 ・空気層
・コンクリート ・鉄板 ・プチプチ(エアーパッキン)

その他、メーカーが出している遮音シートがあります。

 

この中で、鉛複合合板を最初に、イメージした人は、以下、読む必要がない相当詳しい人です。
鉛の遮蔽性は鉄と比べて、格段に優れているのですが、けっこう高くつきます。
さらに、それぞれの特徴は厚みや、素材の密度や品質にも影響します。

 

記事では、製品比較の場ではないので、個別の特徴説明は省略します。

 

 

 

注目は、空気層です。

 

性能として、遮音の仲間に加えるかは、迷うところですが、
遮蔽する材料同志に空間を設けることは、とても効果的です。

空気にお金は要りません。
空気層の理想的な間隔は5センチです。
鉄やコンクリートより、高い*透過損失が得られます。

 

*透過損失とは 材料の遮音性能を示す尺度です。

 

材料の面に入射する音の音圧レベル(L1)に対して透過した音の音圧レベル(L2)の差、
(L1-L2)を音響透過損失といいます。
音響等価損失が大きいほど、遮音性能が優れていると言えます。

 

 

 

次は、プチプチ(エアーパッキン)です。

 

あの、梱包に使うプチプチです。暇なとき、つぶし始めると、少し癖になる…あれです。

 

単体での遮音効果は、特別に優れているとは言えませんが、
緊密に貼ることによって、音を反射させる効果があります。

イメージしていただくとわかりますが、プチプチの中は、小さな気泡のような状態になっています。
しかも、凹凸があり、音の反射がランダムになることで、音の波動が減少する効果があります。

 

私のベストチョイスは、空気層の特徴と音の反射をランダムに緩和してくれるプチプチです。
いろんな比較の中でも、低コストで、扱いやすくて効果が出る材料です。

 

結論:遮音材のおすすめは
プチプチを、隙間なく壁に貼るです。

 

 

吸音材の選定

次に、音源に近い側の吸音材の選定です。

吸音材の種類

・ウレタンフォーム ・スポンジ ・フェルト
・ロックウール ・グラスウール ・コルク
・断熱材  ・フェルトボード  ・吸音ボード
・ウレタンスポンジ ・厚手カーテン

 

 

吸音材に求められる素材の特徴

極小の空気層の集合していて、緊密であることです。
そこから得られる性能は、音圧が吸音材の中で衝突してくれることです。

極小の壁が、音の波の衝撃を緩和していくようなイメージです。
吸音材自体が音を吸収するので、そこそこの厚みが必要です。
→(5センチ程度)極小の壁が無数に欲しいわけですから、材料の密度も必要です。

 

スポンジは、きめが粗すぎますが、コルクでは緊密すぎです。
コルクの場合は、表面が板状になっていると、音が内部にまで侵入できないので、
期待するほど、壁どうしの衝突が発生しません。

 

おすすめ吸音材は
再生ポリエステル製ボードです。

910×415×50サイズであれば、施工するというより、立て掛けるイメージなので扱いが容易です。
何より、価格と性能のバランスが最高です。

 

 

 

住宅の防音対策、実践

以下に整理します。

 

準備するもの

・プチプチのロールタイプ ・カッターナイフ
・再生ポリエステルボード  ・両面テープ
・厚手カーテン  ・タペストリー

先に紹介した、一部に装飾と吸音効果狙いで、カーテンを加えてください。
カーテンは内装の一環で、厚手でなくても問題ないです。

 

インテリア感覚でやってみましょう。しっかり効果があります。
また、タペストリーなんかを使っても、お洒落に、部屋の内装をコーディネートできます。

 

 

手軽で効果抜群の防音対策

音を出したくない側の内壁から

遮音シート用両面テープ

プチプチ(エアーパッキン)

 

吸音シート用両面テープ

再生ポリエステルボード

部屋内、カーテンや、タペストリー

 

一応、図示します。

 

以上が、手軽にできる効果抜群の防音優れものセットです。

住宅の防音の対策は、小部屋から、一度やってみてくだい。
手軽で安価なのに、効果があります。

 

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