木造住宅

木造住宅 リノベーション 地震に強い補強をする【壁の補強と増設】

地震に強い補強方法を
具体的知りたい方へ

 

 

よくある質問

「木造住宅を補強して、地震に備えたい。」

「部屋を大きく使うのに、壁を取り払って大丈夫ですか」

 

 

こんな質問にこたえます。

 

地震が多い日本では、木造住宅に対して補強工事をしておく必用があります。
また、リノベーションの際に、補強と逆行する工事をよく見かけます。

一級建築士で35年仕事をしています。
今回は、木造住宅の【壁の補強と増設】をテーマにして補強方法を解説します。

 

 

 

リノベーション 地震に強い補強【天井裏、小屋組】

木造住宅の壁には、そのものの補強と増設を含めたバランスを考えて、補強してください。

よくある質問

・なぜ壁に補強が必要ですか
・どこに補強が必要ですか
・どんな方法がありますか
・誰でもできますか
・部屋の壁をとっても大丈夫ですか

 

よくある質問にこたえます

日本の一戸建て住宅の多くは木造です。

 

その木造住宅のほとんどは軸組構造です。

外来工法のツーバイフォー工法は、一時期ブームとなりましたが、現在でもやはり主流は木造軸組み工法です。

 

記事では、木造軸組み工法に対して解説します。

 

なぜ壁に補強が必要ですか

壁・柱・はりが一体化して、地震に耐えるようになっています。

 

開口部が多い部屋・もともと弱い壁又は建物全体に壁のバランスが悪い場合の対応のです。

 

木造住宅では、壁・柱・はりが一体となって地震に耐えるようになっています。
地震に強くするための、一つの方法として、壁の補強・増設とバランスが重要となります。

 

 

補強のイメージ

イメージは、箱を横から横から押すとき、マッチ箱のように空間が多いと、ひし形によじれます。
一方で、段ボールのように外周が面になっている場合は成型がくずれません。

 

 

 

どこに補強が必要ですか

開口部が多い壁面、筋かいが入ってない壁面、建物の上下や全体の壁のバランスが悪い壁面です。

 

さらに、不足している個所には、壁面を追加する必要があります。

 

バランスが悪い壁面例

 

どんな方法がありますか

筋かいを入れる補法と構造用合板を使って補強する方法があります。

 

筋かいは横から力がかかった際に突っ張る側に入れる斜め材のことです。

構造用合板は、柱などのタテ材と土台及び上部ヨコ材全体に緊密に貼ることによって剛性を高める方法です。

 

 

誰でもできますか

壁の仕上げ材を一度撤去する必要があります。

 

 

筋かいは木工の加工技術、構造用合板はくぎの仕様とその間隔が大切です。
これらをクリアーできれば、誰でもできます。

 

ただし、壁面仕上げの仮撤去に消耗したり、木工加工ができない場合や
構造用合板に対して必要な仕様がうまく守れない場合などは、工務店や大工さんに依頼するようにして下さい。

 

例外【依頼するケース】

・壁面の仕上げまでは自分でやるのは消耗
・木材の加工やカットができない
・確認しても、補強箇所がわからない
・構造合板の調達と仕様がうまくいかない

 

工事に向けての課題

・仕組を理解する
・壁仕上げを仮撤去して現状確認
・必要な材料(木材とボード)を調達する
・道具をそろえる

 

 

・仕組を理解する

 

筋かい

構造用合板


N50くぎ、15センチ以下の間隔

 

 

・壁仕上げを仮撤去して現状確認

この作業は、自分でやる場合、内装の復旧を覚悟して下さい。
多くは、石膏ボード等の下地にクロス張りが多いと思います。
問題はぬりかべであったり、仕上げにタイルや石を使っているような場合など事情と復旧が困難な個所があります。

 

建物全体の4周と、先に(立面的なバランス)図説しましたポイントは、迷わず実施しましょう。
仮に筋かいが既に存在しても、上から構造用合板を貼り合わせてさらに補強する考え方です。

 

その他の補強が有効な個所については、図面上で確認することができます。
実際に工事を依頼しなくても、親しい工務店や建築事務所などの専門に相談するのが安心です。
調査相談だけなので、費用も安価です。

 

 

・必要な材料(木材とボード)を調達する

最近は、建材屋さんか大型のホームセンターで調達できます。問題は、木材加工とくぎなどの仕様に関することです。
施工に自信がある人は、自分で十分可能です。

施工精度より、構造上適性であれば効果が出やすい補強です。

 

 

・道具をそろえる

のこぎり・のみ・電動ドリル・ハンマー 大きくはこの4つです。

のこぎりは筋かいカットや構造用合板のサイズ合わせです。
のみは、筋かいの金物を掘り込むため。
電動ドリルは、筋かいボルトの穴あけで、ハンマーは構造用合板のくぎ打ちようです。

 

 

 

自分でやってみる

出来る範囲は自分で取り組んでみましょう。
途中で、工事完成をあきらめる場合があります。
そのような場合には、工事業者へ依頼するようになりますが、こちらが、知識を持っていれば、納得いく金額交渉が可能です。

 

 

公正な判断で解決

断ることが困難になったり、紛糾しかけた場合は、設計事務所に依頼をかけてください。

設計事務所では、建築上の相談に気軽に応じてくれます。
工事に関しては、着手する前の確認段階や仕様決定及び見積の妥当性確認まで、受け入れ可能です。
建築知識の引き出しも豊富なので、思わぬところで、相談メリットが出るかもしれません。

 

 

 

ポイント

・自分でチャレンジ
⇒納得いく、補強工事が出来る・公正な判断で解決
⇒トラブルが発生しない

・設計事務所を身近に
⇒相談メリットがある

 

 

補強工事の6種【補足】

木造軸組み構造の補強工事は、以下の6種に分けられます。

 

地震に強い補強工事

1.壁の補強・増設とバランス補正
2.接合部の補強
3.基礎の補強
4.水平構面の補強
5.劣化部材の補修
6.住宅の軽量化


今回は、上記のうち 「壁の補強・増設とバランス補正」をします。

 

壁撤去は、構造上マイナス【補足】

壁撤去はどんな場合でも、構造上マイナスです。

 

 

テレビやその他広告で、リノベーション、リフォーム、ビフォー&アフターなど表現はさておき、
『部屋を広くするため、壁を取ってみました。』と見かけることがあります。

 

そもそも、大スパンの部屋が欲しい場合は、最初の設計段階から計画し、
構造の部材や全体のバランスを確保すべきです。

家族の構成や、部屋の用途を変更したいという理由があっても、禁じ手です。
内装デザイン上の都合であれば、その担当する専門職は失格です。

 

 

 

まとめ

よくある質問への回答

・なぜ壁に補強が必要ですか
⇒全体構造を一体化する・どこに補強が必要ですか
⇒筋かいがない壁、建物全体からみて
バランスが悪い箇所、追加壁面設置

・どんな方法がありますか
⇒筋かい、構造用合板

・誰でもできますか
⇒知識を得て、最終形までは誰でも
条件満足できなければ、施工は専門業者

・部屋の壁をとっても大丈夫ですか
⇒ダメです。むしろ補強すべきです。

 

 

例外【依頼するケース】

・壁面の仕上げまでは自分でやるのは消耗
・木材の加工やカットができない
・確認しても、補強箇所がわからない
・構造合板の調達と仕様がうまくいかない

 

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